
2003年12月、ライブハウスで出会った同好の士3人(同前、斎藤、菅沼)が中心となり「岡崎ジャズを楽しむ会」が発足、2004年1月会員約120名を集めた発足記念ライブが行われました。席上、同前会長の挨拶の中に「いつか岡崎で神戸ジャズストリートのような街ぐるみのジャズ・イベントができれば・・」という言葉がありましたが、当時は誰もが具現化の難しい夢物語として聞いていたのではと思います。その後「岡崎ジャズを楽しむ会」の懇親会ライブは隔月に行われ、3年間で東京、大阪、名古屋などから100名近いミュージシャンを招聘、ジャズ人口の裾野も徐々に広がっているのを実感します。
2006年春から岡崎を舞台としたNHK朝の連続ドラマ「純情きらり」が放映されるということで、これを機に岡崎のイメージアップをと各団体が様々な企画に取り組み始めました。ドラマの内容は「ジャズピアニストを目指す女性の物語」・・ジャズストリート実現への機会到来とばかり同前会長(初代 岡崎ジャズストリート実行委員長)が動き、2005年末、岡崎商工会議所にジャズ愛好会、地域団体、商業団体等の代表者十数人が参集、「岡崎ジャズストリート検討会」が行われました。賛否両論あったものの最終的には会場一帯となる市中心地商店街の賛同も得て、2006年1月正式に「岡崎ジャズストリート実行委員会」が開催され実現に向けての一歩を踏み出しました。
ジャズストリートの楽しさは聴く側が演奏会場を自由に巡り、自由に選択できるところにあります。その為には対象となる会場を徒歩で移動できる範囲に集中させる必要があります。幸いにも街中の喫茶店、信用金庫、証券会社、寺院、能楽堂、医院等々・・皆さんのご協力を得て2~3月で会場がほぼ決定していきました。
ジャズの演奏には多様なスタイルがありますが、岡崎ジャズストリートではデキシー、スイング、モダン、コンテポラリー等々幅広くミュージシャンを集めることとして4月から出演依頼を開始、6月には当日出演する300人近いミュージシャンの顔ぶれも揃い、手探り状態で始まったこの企画も徐々にその形が見えてきました。当初、懸念されたイベント・サポーターの募集もホームページや広報活動を通じて続々と応募があり9月上旬には第1回目のイベント・サポーター説明会を実施。その後、各会場の責任者や役割分担も決まり、当日に向けての準備、対応すべき諸事項についての話し合いが繰り返される中、イベント・サポーター同士の絆も深まっていきます。
当日はお天気にも恵まれ1万人を越える予想以上の来場者でどの会場も満席状態、ジャズミュージシャンの生演奏を存分に楽しんで頂けたのでは思います。街中を行進するデキシー・バンド、大道芸人のパフォーマンス、プログラムを手に会場を巡る人、楽器を抱え行き交うミュージシャン、そしてたくさんの笑顔・笑顔・・・。商店街周辺の方たちからも「かっての賑わいが戻ったようだ」「街に活気が溢れていた」という声も頂き、大成功の中に1回目を終えました。
もちろん企画、運営にたずさわった誰もが始めて経験するジャズのビッグ・イベント、至らぬ点も多々ありましたが改善すべき点は改善し、この市民による手づくりイベント「岡崎ジャズストリート」が継続することを願いつつ・・一同再会を約して乾杯!